おすすめの新酒を和食料理人が10本紹介するよ!

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こんにちは。日本酒大好き和食料理人まるじです。

 

今年も新酒の季節がやってきました!正直ね。僕は新酒が好きすぎて、この季節は日本酒買いすぎちゃうんですよ。

 

今日は「新酒ってそもそも何?」っていうアナタに飲んでみてほしいおすすめの新酒を10本ご紹介します!

 

「新酒」ってなんですか?

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めっちゃ簡単な言い方すると出来たてホヤホヤのピッチピチの女子高生みたいなお酒とでも言いますか。

 

難しい言い方すると、「酒造年度内に造られて出荷されたお酒」ってこと。

酒造年度ってのがまたややこしくてね。よくお酒のラベルなんかに【26BY】とかって書いてあるんだけど、あれが酒造年度。BYって「BreweryYear」の略ね。つまり造られた年のこと。

実は酒造年度の始まり(年始)は7月なのね。で、終わり(年末)が翌年の6月。年をまたいじゃうからややこしいんだけど。【26BY】って言ったら平成26年7月から平成27年6月までに出荷されたお酒。

 

まぁ日本酒って実際には秋に収穫されたお米を使って、10月くらいから作り始める。で、3月くらいには1年分のお酒を造り終えちゃうんだよね。(年間通して作れる冷房設備を完備した四季醸造蔵を除く)
だいたい12月くらいから出回り始める新酒が多いかな。

 

まぁつまり出来たてホヤホヤのピッチピチの女子高生みたいなお酒ってこと!(この説明大丈夫か?)

 

新酒の特徴としては火入れを行わない「生酒」っていうタイプが多くって、ピチピチとした弾けるようなフレッシュ感を楽しむことができる。動きの早い蔵はもう新酒出してきてるし、今年もさっそく数種類いただいてるけど、ピチピチ感が爆発でほーんと美味しい。

 

日本酒初心者におすすめの飲んでおくべき新酒10選

1.陸奥男山 CLASSIC ヌーボー生

これは最近飲んで驚いた一本。「陸奥八仙」っていう銘柄で全国的に広まった蔵。
僕の中では陸奥男山の方は結構お酒感の強いイメージでした。このCLASSICヌーボ生は綺麗な酒質で旨みも強くフィニッシュも適度な酸でシュッと消えていきます。
技術力の高さを感じる一本。そして何と言っても圧倒的なコスパの良さ。この値段でこのクオリティは即買いですよ。


2.赤武 純米吟醸 NEW BORN

このブログにも何度か登場しているのでご存知の方もいるかな。岩手の赤武です。

ガス感が良いです。まさに新酒!って感じのフレッシュ感です。できたお酒を別タンクに移さずに直接瓶詰めする直汲みという方法がとられています。
この方法だと、タンクの上・中・下で違った味わいのお酒になるのですが、このお酒は一番綺麗で酒質が安定してると言われる”中”を瓶詰め(中取りって言います)。作っている方はすごく若いのですが、新酒のお手本のようなお酒を作りますね。


3.花陽浴  美山錦55  おりがらみ

これ載せちゃって申し訳ないんだけども、これは僕の個人的な「あー。今年も冬が来たな!」を感じるための一本。
先に言っておきます。このお酒、全然手に入りません。上にamazonと楽天のリンク貼ってるけど、プレミア価格すぎてアホらしいので、このリンクから買うことはおすすめしません(←じゃあ貼るなよw いや。参考までに。)
こういうプレミア価格付けすぎるネット酒屋には注意です。埼玉県羽生市の南陽醸造まで行けば買えるよー。

肝心の味はメロン系の甘みがドカンと押し寄せてきて微発泡感とともに長めの余韻でめちゃくちゃ美味しいんだけど、いかんせん入手困難。飲食店にはちょこちょこ入ったりしてるからお店で見かけたら飲んでみる事をおすすめします。


4.播州一献 純米  無濾過生原酒

こちらはどっしりタイプのお酒。しっかりした米の旨みにほんのりブドウっぽい香りが鼻に抜けていきます。適度な酸味もあってキレは抜群です。新酒特有の若いピチピチ感もありながらもコクが深いので、個人的にはカレイの煮付けなんかと合わせたい。酒器は浅めの土物が良いなぁ。ダメだ。書いてて飲みたくなってきた。


5.射美 吟撰 槽場無濾過生原酒


6.一白水成 純米吟醸 槽垂れ(ふなたれ) 生酒

秋田の一白水成(いっぱくすいせい)です。新酒第一弾は美山錦というお米を使った純米吟醸。『うちの酒は派手でゴージャス』ってこのお酒を造っている康衛さんもおっしゃっていました。パンチあるのに綺麗。これは貝類なんか良さそうだなぁ。ハマグリの酒蒸し!かぁーーー。たまらん!


7.紀土  純米吟醸生  しぼりたて

なんか割とフルーティーよりのお酒がズラッと並んじゃって申し訳ないんですけども、和歌山の紀土です。
もはや説明不要の有名蔵です。ここのお酒は何と言ってもコストパフォーマンスでしょう。『美味しいは当たり前。飲みやすい価格じゃないと』っていう優しさがビシビシ伝わってきます。

先日、精米歩合45%の純米大吟醸を買ったのですが、その時に醸造されている高木さんとお話しして

高木さん
うちの蔵の精米歩合50%のお酒は普段使いでグビグビ飲んでほしいお酒です。いま買っていただいた45%のお酒はとても綺麗に仕上がったのでしっかり味わってみてほしいです

っておっしゃっていました。磨き50%の純米大吟醸が普段使いって(笑)
でもまさにそんな感じの価格帯だし、クオリティが本当に高い。飲まざるをえない一本と言えるでしょう。


8.楯野川 純米大吟醸 初槽 生

楯野川は純米大吟醸しか作っていない蔵です。このお酒ピッチピチです。
炭酸入れてんじゃねーかってくらいピッチピチです。もちろん栓を開けてからガスが全体に溶け込んでお酒が丸くなってきても美味しい。ダレません。
スッキリとしたお酒の多いイメージの楯野川ですが、これは原酒だけあってコクも深めです。
それでいて飲み疲れしないキレの良さは健在。
このお酒は肉だなぁ。ローストビーフなんか合うと思う!


9.笑四季  特別純米黒ラベル Sensation 初槽 おりがらみ

「えみしき」って読みます。ワインじゃありません。日本酒です。
自然の乳酸を取り込んだ綺麗な酸とお米の甘みのバランスが絶妙で、ラベルもおしゃれだし贈り物にも抜群に喜ばれるでしょう。「おりがらみ」っていうのは「うすにごり」みたいなもんかな。
コクと旨味がすごい。このSensationシリーズは黒と白があるんだけど、黒は少し辛口めに仕上がっています。
特別純米って事になってるけど精米は50%なので純米大吟醸スペックです。こんな安くて良いのでしょうか。。。


10.羽根屋 純米吟醸 煌火 生原酒

羽根屋の煌火(きらび)です。名前の通りなんだかキラッキラした透明感のあるお酒です。「すべてのお酒を大吟醸のように醸す」という方針のもと丁寧に作られたお酒です。旨みしっかりでさらっとした酒質が特徴です。がっちり煮込んだモツ煮食べたいなぁ。それを羽根屋の煌火で流す。くぁーーー!たまらんです!

 

冬から春にかけては気になってる蔵の新酒を色々飲んでみて!

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これ【杉玉】って言います。緑の杉玉が酒蔵の軒先に出てくると「新酒できたよー」って合図です。

 

ズラッと並べてみましたけども、結局何が言いたいかというと、「季節によって日本酒って全然ちがうんだよ」ってことを初心者の方には声を大にしてお伝えしたい。

冬から春は【新酒】夏は【夏酒】秋は【ひやおろし】ってのが出てまた冬に作る。一年を通してお酒はいろんな顔を見せてくれます。作っている蔵によっても味わいが全然ちがう。

色んな蔵の、色んな思いの詰まった日本酒を、色んな季節に、色んな食事と一緒に飲んで、楽しんでみてほしいな!

 

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