【食欲の秋】日本酒初心者必見!「ひやおろし」って知ってる?

 

はいどうもー。日本酒をこよなく愛する男。まるじです。

 

以前書きました【初心者におすすめの日本酒10本を和食料理人が厳選して紹介する】という記事がおかげさまで好評いただいております。

 

でね。今回のテーマは「ひやおろし」

 

 

日本酒関係者からするとビックリするかもしれませんが、僕の身近な人にアンケート取ったら「ひやおろし」を知ってる人はなんと30人中0人でした。

 

それぐらい日本酒文化ってまだまだ一般的に浸透してないもんなんですね。飲食業を離れるとより実感します。

 

でね。今日のテーマ「ひやおろし」なんだけど。

 

超簡単にざっくり誰にでも分かるように言うと、「秋に出荷される日本酒」って事。

 

 

「ひやおろし」っていう銘柄じゃないよー。

 

 

日本酒の瓶に「ひやおろし」って書いてあったら「あー。もうひやおろしの時期かぁ。サンマでも買って帰るかなぁー。」

とか言っちゃえば日本酒知ってる風を簡単に演出でき、ドヤ顔決める事ができます。

 

 

まぁ厳密に言うと細かいルールみたいなもんが、いっぱいあるんだけどね。

そこは知りたい人だけ読み進めてくれればいいや。

 

 

で?「ひやおろし」ってどんなお酒なんだ?

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福岡県 庭のうぐいすのひやおろし

 

 

先ほど超絶ざっくりと「ひやおろしは秋に出荷される日本酒」って事を書きましたが、これだけだと日本酒業界のうるさい人達に怒られちゃうんですねー。

 

 

ほんと日本酒業界うるせー。優しくない。

 

 

そんな細かいルールは後回しにして、初心者の方が知りたいのは、ひやおろしってどんな味がするの?って事でしょ?

 

一言で言うならばね。「まろやかー」って感じ。日本酒特有のキューってくるアレが、丸みを帯びてて穏やかですごく飲みやすい。

 

 

日本酒って冬と春の間くらいにできるのね。出来立てのヤツはピチピチの女子高生みたいな味がする。

でも秋まで寝かせて熟成をかけると、大人の女性みたいな円熟味のあるお酒になるのよ。

 

 

 

どっちも捨てがたいなぁ。  何の話や

 

 

 

春にできたお酒を飲むときはそのフレッシュさを

秋まで寝かせたお酒はその円熟味を楽しむってワケ。

 

 

いまもう秋の足音が聞こえるじゃん?まだ暑い日あるけど聞こえるじゃん?

 

さんま焼いたの食べたいじゃん?

 

ひやおろし飲んでみたいじゃん?

 

ほれ!酒屋に走れーーー!って事。

 

四季があるって素敵だね。

 

 

 

何を基準にひやおろしと呼ぶのか。

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和歌山 紀土【KID】のひやおろし

 

 

 

普通ね。お酒って2回ほど熱処理をして、菌の活動を止めるのね。

熱処理って言っても鍋で沸かすわけじゃなくって、湯煎とかで間接的に60度くらいまで温めるって感じ。

 

 

1回目は貯蔵用のタンクに入れる時。2回目は瓶詰めする前。それぞれ火入れする。

 

 

でもね。ひやおろしは2回目の火入れを行わないんです。

 

 

なんでやーー!?腐ったりしないのーー!?って感じだよね。

 

 

1回目の火入れで発酵を止める。雑菌を殺す。それをひんやりした蔵の中で熟成させる。

2回目の火入れをしない理由としては、せっかく得た熟成感が火入れで飛んでしまうから。

 

こうすることで吉永小百合みたいな落ち着いた大人のお酒ができるんだね。

 

 

まるじが個人的にオススメするひやおろし3選

 

3本しかオススメできないのかー。。。うーん何を選ぼうかなぁ。美味しいのいっぱいあるんだけどね。

初心者でも飲みやすいお酒を選んでみます。

 

 

 

▶︎ 東洋美人 – 原点 ひやおろし -【澄川酒造場/山口県】

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画像引用:http://ameblo.jp/suzukishuhan/

 

2013年に水害被害で大ダメージを受けつつも奇跡の復活を果たした蔵。

もともとレベル高い蔵だったんだけど、復活してからの方がより美味しい気がしてます。

東洋美人っぽい青りんご系の香りはそのままに、そこまで熟成感を感じさせないまでも、味乗りは抜群でした。

スッキリ綺麗で雑味のないタイプのお酒です。

いまは復活(原点)から進んで【一歩】という名前で出てます。一歩のひやおろしも少量限定で出るんじゃないかと思ってるので、気になる方はGETしてみてください。

 

 

▶︎ AKABU – 純米ひやおろし -【赤武酒造/岩手県】

 

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画像引用:http://blog.goo.ne.jp/narol

 

新進気鋭の赤武酒造。なんと作ってるの24歳!(2016年現在)

このお酒の特徴は「酸」でしょう。本当にきれいな酸。ワインみたいって言われるタイプのやつだけど、今回のひやおろしは普段のものより少しキレがある感じがしました。

これからはこういう日本酒が流行っていくんだろうなぁー。って思わせてくれる蔵の一つ。

 

 

▶︎ 鍋島 – harvest moon –富久千代酒造/佐賀県】

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画像引用:http://www.syusendo-horiichi.co.jp/

 

やっちゃった。選んじゃった。

日本酒知ってる人なら「これは反則だわ」と言われてもおかしくないくらい手に入らない(笑)

どこかの飲食店で見かけたら必ず飲んでもらいたい超レアな一本

ってかどこにも「ひやおろし」って書いてないね(爆)

鍋島は甘みがバーーーンって広がるよ。初心者でもスイスイ飲めちゃうと思う。

ただここ数年の鍋島は開栓したてだと酒質がやや固い気がします。(超個人的感想)

もし手に入れたら、栓開けて1ヶ月くらい冷蔵庫で寝かせることをオススメします。

甘さがまろやかさを纏って信じられないくらい変身してくれるよ。

 

 

ひやおろしに対する個人的見解

 

はっきり言ってひやおろしは季節感があってすごく良い。

 

けどね。ここ数年ひやおろしがアホみたいに早いタイミングで出てくる。

8月中旬ぐらいから見かけたりするもんね。

 

料理する側の立場としてもすごい早く秋物を用意しなきゃいけない。新物をみんな食べたいって気持ちは分かるんだけど、正直高すぎる。し、まだそんなに美味しくない。サンマだって新物だと1000円くらいするけど、100円になってからのほうが断然美味しい。

 

ひやおろしもそう。全然熟成感ないヤツとか平気な顔して置いてある。

 

9月1日から解禁!とか9日から解禁!とか地域や蔵によってひやおろしの出荷時期が多少違うんだけど、しっかり美味しくなったと判断してから出荷してほしい。

 

あんまり日本酒飲まない人が「ひやおろしっていうの美味しくない」っていう印象持っちゃうと残念だもん。

 

その一方で、「10月にならないと、ひやおろしは取り扱いません」っていうこだわりの酒屋さんなんかもあるんだよ。

 

信頼できる酒屋さんや信頼できる八百屋さんなんかを見つけると、食に対する楽しみが更に深まるねー。

 

最後はちょっと愚痴みたいな感じになっちゃったんだけど、皆さんも秋の食材と「ひやおろし」を楽しんでみてねー!!

 

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画像:http://moritakk.com/release/140903

 


日本酒についてのアドバイスが欲しいーー!って方はまるじ商店でも受け付けてますので、お気軽にご相談くださいませ♪